2006年 02月 09日 ( 3 )

第3回 ヤマグワ

ヤマグワ(クワ科)とは?

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クワ(桑)、これは皆さんが、よくご存知のようにカイコのえさとして栽培されており
中国産のマグワと日本の山に自生するヤマグワの2種類があります。

今回はヤマグワについて述べさせていただきます。

この木の分布は南樺太・南千島・朝鮮半島・中国東北、
日本全国で木材としての蓄積は極めて少なく貴重な材です。

樹高15メートル、胸高直径50センチメートルに達するものがあり
互生する葉は、いろいろな形に浅裂あるいは深裂しています。

クワ科の植物では、私達がよく目にするものには
和紙の原料になるコウゾやイチジク、
暖地海岸に生育するアコウ・ガジュマル、観葉植物ではインドゴムノキなど。

この木は雌雄異株まれに同株で、花は4~5月に咲きます。
果実は初夏の頃たわわになり、青から赤、黒と熟し変わっていきます。

この実は果実酒にすると、「郷愁のワイン」といったおいしいものができます。
また滋養強壮・不眠症・疲労回復・血圧降下の薬効があるようです。

木材は用材としての蓄積は極めて少く貴重です。
優良な環孔材で黄褐色の大層きれいでまた美しい杢がよく出ます。
磨くと光沢が出て雅味のある材で、材価も非常に高く、広葉樹材中1・2を競うものです。

材の利用は床柱・床板・鏡台・タンス・火鉢・椀・弓の側木・櫛・彫刻と多様ですが
とくに碁笥がよく知られております。

最後に
<クワの果実酒のつくり方>
1.8リットルのホワイト・リカーに500gの実を入れ砂糖は50g加えます。
果実の熟度によって、ピンク・ぶどう酒色・紫色と好みのものができます。


*私はまだ梅酒しかチャレンジしたことがありません。

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まーさんのネイチャーワールド

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by forest-worker | 2006-02-09 20:00 | やさしい樹の知識

第2回 ネムノキ

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ネムノキとは?

名のとおり小葉が夜になると閉じて、睡眠現象をしめすことは
よく知られており、古名をネブといいます。

夕方小葉を閉じ、朝方陽光をうけて開く特徴があります。
葉は互生で、このような葉を「偶数二回羽状複葉」と言います。

我が国では本州から沖縄までの山や野に多い落葉高木で
樹高は10~12m位になります。

また梅雨のころ6~7月枝先にピンク色のきれいな花を咲かせます。
ピンク色の絹糸を束ねたようなこの花は、果実は10~12cmぐらいで
10月頃成熟します。

観賞用として植えられますが、日当りがよければ、やせ地や乾燥地にも
よく育つので、砂防用に植林されることもあります。

また春の芽立ちが遅いのに成長がきわめて早いという特徴もあります。
地方名も多く国内では106種の呼び名があります。
(ネブ・ネブタノキ・ネブリギ など)

材は環孔材でやわらかくてもろい。
材の用途は、屋根板・家具(タンスの前板・机)・器具(桶・柄・馬の鞍)
などの施作等に用いられます。
 
最後にネムノキに関して有名な芭蕉の句をひとつ!


象潟(きさかた)や雨に西施がねぶの花


<補足>
西施は中国の周代、越の美女

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三代目のダイアリー

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by forest-worker | 2006-02-09 06:28 | やさしい樹の知識

第1回 センノキ

センノキとは?

本州、四国、九州、北海道、朝鮮、中国に自生し、
我が国では北海道に多い高さ25m胸高径1mになる落葉高木です。
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センノキは土地の肥えたところに自生するので、
北海道では農業の道しるべだったわけです。 

枝に鋭いトゲが有り、葉は大きく長さ、幅共に20~30cmになり、
また掌状に5~9中裂します。

タラノキの若芽は早春の山菜としてうまいものの1つにあげられますが、
同じ「ウコギ科」のセンノキの芽も同じく食べることができます。

また伊豆下賀茂地方では5月の節句に粽(ちまき)を
この大きい葉で包むので、チマキバラといいます。
横須賀では餅を包むのに、この葉を使うためカシワと呼びます。

材は辺材が淡黄白色、心材は淡灰褐色で
センノキにはオニセンとヌカセンがあると言われております。

オニセンは材質は白いが、年輪の幅が広く石センとも呼ばれ堅く重い。
板はすぐにそったり割れたりするので、用材はマクラ木にしていたようです。

一方年輪の幅が狭いヌカセンは柔らかくカンナをかけると
キリに似たツヤがでるので多用されます。

材は環孔材で美しい木目がでて、合板、建築、家具、器具、運動具、
機械、楽器、土木、彫刻などに使われます。

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by forest-worker | 2006-02-09 06:23 | やさしい樹の知識